母親の死後もインナーマザーは子供の心を支配する

雨粒

インナーマザーとは、大人になっても自分の心を支配する「母親像」のことです。

何かを決断するときなどに「こうしたらお母さんは何て言うだろう」「お母さんは私をどう思うだろう」と想像することがあるのではないでしょうか。

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インナーマザーの支配

特に毒親育ちの子供の心は、常にインナーマザーに支配され、監視されている状態であるため、無意識に自分の考えや行動を制限しています。

幼い子供にとって、世界のすべてで、正義で、法律である母親の影響は計り知れないほど大きく、母親の基準がそのまま子供の基準になっていきます。

「子供のため」という言葉を笠に着て、理想を押し付け支配するような母親に育てられた子供は、嫌だと感じながらも母親の行いが心に深く刻まれていきます。

そして大人になってからも、母親の教えの通りの行動をしてしまいます。

嫌なことだと分かっていてその記憶もあるのに、気づけば自分の子供にも、かつての母と同じように接してしまうことも珍しいことではありません。

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インナーマザーの肥大化

子供に味方になってくれる人や共感してくれる人がいない場合、インナーマザーはさらに大きな存在になってしまいます。

父親や祖父母、年上の兄弟など、頼ったり、相談したり、弱音を吐いたりできる身近な人がいれば、インナーマザーはそこまで肥大化しないのではないかと思います。

しかし自分の味方をしてくれる人がいなければ、プレッシャーも不満も寂しさも、すべてひとりで抱え込まなくてはなりません。

「親を悪く言ってはいけない」「家庭内の問題を外に見せるのは恥ずかしいこと」という固定観念が、身内以外の人に相談することを邪魔するからです。

インナーマザーに支配されながら成長した子供は、自分に様々な制限をかけたり、厳しい条件を課したりしています。

そして、相手にも同じことを求める場合があります。

熱を出したり学校を休むと怒られていた子供は、具合が悪そうにしている人をいたわることができなかったり、会社を休む人を軽蔑したりすることがあります。

弱音を吐くことを許されず、何でも完璧にこなさなければならなかった子供は、相手の弱音を「甘え」だと感じて受け止められなかったり、相手の良いところではなく欠点ばかりが目につくようになってしまうこともあります。

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インナーマザーから解放されるために

インナーマザーは、母親の死後も子供に影響を与えます。

子供自身に、母親の評価を基準にして物事を考えるクセがついてしまっているからです。

むしろ、母親像は想像の中でどんどん自分に厳しいものになっていき、無意識に自分で自分の首を絞めて追い詰める状態になりかねません。

母親からされて嫌だったことやそのときの気持ちを抱え込んでいる幼い自分を、自分で癒してあげることがインナーマザーから解放される第一歩になるのではないかと思います。

自分の中の幼い自分(インナーチャイルド)を癒す方法については、こちらの記事を参考になさってくださいね。

機能不全家庭で育った人は、我慢することや諦めることが癖になっていることが多いです。親から自分の気持ちを否定され、無視され続けたために、いつの間にか自分自身で気持ちを否定するようになってしまうからです。
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