親を嫌ってもいい。毒親育ちの背中を押してくれる渡辺えりさんのコラム

英字新聞とバラ

2017年7月4日の毎日新聞に掲載された、こちらの記事をご覧になったことがあるでしょうか。

気に入らないことがあると寝込む母親について、渡辺えりさんの返答がネット上で話題になりました。

毒親によって苦しめられているすべての人に読んでもらいたいコラムです。画像をクリックするとオリジナルサイズが表示されます。ぜひ一度、目を通してみてください。

スポンサーリンク
レクタングル広告(大)

人生相談:もう少し大人に扱って

人生相談

出典:pbs.twimg.com

あなたのお母さまは病んでおられると思います。

日本はまだまだ「親を悪く言ってはいけない」、「人の家族を悪く言ってはいけない」という風潮が根強いのに、冒頭でこのように断言してしまう渡辺さんに、初めて読んだときは衝撃を受けました。

また、「それはお母さまの愛情でしょう」とか「いずれあなたもお母さまの気持ちを理解できるでしょう」などというありきたりな言葉ではなく、「あなたはお母さまが嫌いなはずです」とも言っています。

私は「ああ、母のもとを離れた自分は間違っていなかったんだな」と安心するとともに、「こうやって断言してくれる人と、もっと早くに出会っていたら」とも感じました。

幼少期から、母は機嫌を損ねると「アンタなんか知らない」「勝手にすれば」と言ってふて寝しました。精神的に幼い人だったのだろうと思います。部屋に取り残された私は不安と寂しさを感じ、「なんてことをしてしまったんだろう」と焦りはじめ、母に謝りに行くのが常でした。
スポンサーリンク

子供に対する執着は愛情ではない

毒親育ちの子供は、親によってどれだけ傷つけられても「自分を産んでくれた人だから愛さなくてはならない」と無条件に思っています。

何も事情を知らずに「親が子供を愛してないわけないでしょ」と無神経なことを言う人もいます。

しかし、本当に世の中が子供のことを大事にする親ばかりだったら、虐待によって命を落とす子供はいません。子供を傷つける親にあるのは、愛情ではなく執着です。

死なない程度の暴力だったから、あるいは目では見えない言葉の暴力だったから、私たちはたまたま命を落とさなかっただけです。

攻撃され続けた心がどんなにボロボロになっても、体に残る傷やあざと違って目に見えず、第三者に理解されにくい分とてもやっかいだと思います。

スポンサーリンク

血のつながりに縛られなくていい

親と子供は、ただ血がつながっているだけです。そして血がつながっているからといって、親から無償の愛が得られるわけではありません。

自分を愛してくれない親を、子供ばかりつらい思いをしながら愛する必要はないのです。

親を「嫌っていい」というのは、「親よりも自分の心を大切にしていい」ということだと思います。

「親が嫌いだ」、「でも親を嫌うなんて許されないことだ」と葛藤し、罪悪感に苦しんでいる毒親育ち。

渡辺さんの返答は、そんな毒親育ちの背中を押してくれる心強い言葉ではないでしょうか。

スポンサーリンク
レクタングル広告(大)
レクタングル広告(大)

フォローする