
親子関係が悪くなる原因は?親との不仲は人間関係にも影響を与える
子供はもともと、親に対して「好き」という気持ちを持っています。子供が親のことを嫌いになったとき、私はその原因が子供自身にあるとは思いません。親が子供から「好き」を奪っていくのです。親子関係が悪くなる原因や、子供から嫌われる親の行動についてまとめました。
解毒法はどこにある?機能不全家庭に生まれ、アダルトチルドレンになった私の体験談
子供はもともと、親に対して「好き」という気持ちを持っています。子供が親のことを嫌いになったとき、私はその原因が子供自身にあるとは思いません。親が子供から「好き」を奪っていくのです。親子関係が悪くなる原因や、子供から嫌われる親の行動についてまとめました。
学生の頃はまだ、母に自分の気持ちを分かってもらいたいと思っていたため、どうしたら分かってもらえるだろうと悩んだりもしました。今では無駄なことにエネルギーを使ってしまったなと感じたりもしますが、親に自分を理解してもらいたいと思うのはごく自然なことだと思います。
毒親のもとで育った子供は、もう親の言いなりになりたくない、自分で人生の選択をしたいと思っても、親に対する罪悪感からその一歩を踏み出すことができません。その罪悪感は、毒親が自分の思い通りに子供をコントロールするために植えつけた「まやかし」です。
母は父に依存していて、私が父の前でどれだけ泣いていようが助けてくれたことはありません。割って入れば母が暴力をふるわれるのは目に見えていたので、私も助けを求めたことはないのですが、今にして思えば、私や弟は生け贄のような存在だったのかもしれません。
毒親は子供が自分を超えることを極端に嫌い、恐れています。なぜなら馬鹿にして存在を見下し、自分のストレスを発散できる相手がいなくなってしまうからです。毒親は子供を支配して自分が上に立つことでしか、自分の存在意義を感じることができない哀しい存在だともいえます。
幼い子供にとって親の存在は世界のすべてであり、自分を守り育てている親のすることは正しいと信じています。イヤイヤ期も反抗期もいずれ自立するために必要なことですが、毒親はそれを許しません。押さえつけられたストレスは表面上見えなくても、子供の中でくすぶっています。
母は私よりも、弟を可愛がっています。娘には過剰な期待をした挙句、自分の敷いたレールから外れると怒り狂い、暴力をふるうこともありました。とはいえ、自分が常に正しいと思い込んでいて基本的に子どもの話を聞かない人なので、今は息子からも嫌われています。
毒親の中でも、特に母親は、子どもに対して過保護であり、干渉しようとする傾向にあります。過度な干渉を受けている子どもは、本来なら安心感が得られるはずの「家庭」の中で息をつまらせ、「自分は監視されている」と感じることも少なくありません。
モンスターペアレントは、学校に依存しています。本来なら家庭ですべき教育を学校に押し付け、問題があれば学校のせいにし、子どもの特別扱いなど無理な要求をしたりします。父も母も、常に自分が正しいと思っていて、人の話を聞かず、すぐに感情的になるタイプでした。
母は、子どもの成功は自分のおかげ、失敗は子どものせいと考えていました。また、「養ってもらってるくせに感謝とかないわけ?」「◯◯してやったのに」と、何かにつけて感謝を要求されるため、言われれば言われるだけ、感謝よりも反抗心が大きくなっていきました。