共依存という精神的虐待を克服するには

鳥と鳥かご
親子の共依存は、子離れせず、子どもが人生の目的になっている親と、それを受け入れ続けざるを得ない精神構造を埋め込まれた子どもの間に見られます。

たびたび話題になるモンスターペアレントも、共依存の関係にあるといえます。

親が先回りして何でもやることで人生のレールを敷き、障害物を避け、親なしでは生きられない子どもに育てあげるのです。

そのような環境で育った子どもは、結果的に引きこもりになることもあります。

また、親の介護によって共依存に陥ることもあります。

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子どもの自立を妨げることは精神的虐待だといえる

子どもは通常、成長とともに親の支配から脱しようと自立を試みるようになりますが、この相互依存関係が強い場合、成人してもなお自立を妨げられ支配関係にある、不健全な状態が続きます。

なぜなら、支配に抵抗するよりも、支配を受け入れる方が家庭内で平穏に過ごすことが出来るからです。

アダルトチルドレンに関する記事にも書いたように、機能不全家庭の子どもは親の感情や欲求を察知して生活するのが当たり前になっているため、このような状態になるのも無理のないことかもしれません。

アダルトチルドレンとは、もともとはアルコール依存症の親のもとでで育ち、その体験が成人になってもトラウマ(心理的外傷)として残っている人を指す言葉でしたが、現在はアルコール依存症だけでなく、虐待や過干渉、愛情不足などの機能不全家庭で育った人を広く指すようになりました。

ひどい場合は親が死亡するまで関係を健全化することが出来ず、結婚の機会を奪われたり、親同士の都合によるお見合いを強制されることもあります。

共依存は立派な精神的虐待であり、子どもがアダルトチルドレンになる要因の一つといえます。

本来ならば親が子どもの欲求に応えるはずなのに、無視したり否定したりするため、機能不全家庭ではそれが逆転しているのです。

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共依存に気付いたとき、克服するにはどうしたらいいのか

依存関係を余儀なくされた子どもは、環境から脱出したい、親から離れたいという思いがあっても、申し訳ない気持ちや罪悪感でいっぱいになってしまいます。

特に母子家庭の場合、自分がいなくなったら母親がひとりになってしまうという考えが強くなり、気持ちとは裏腹に環境を受け入れながら、「いつか分かってくれるはずだ」と期待する子どもも少なくありません。

この気持ちはとてもよく分かります。
私自身も、「いつか理解してもらえるのではないか」と思いながら、母に対して自分の考えを何度も、何年も主張してきました。

しかし、母がまともに取り合ってくれたことはありません。
「またその話?」「はいはい分かった」と面倒そうにあしらうだけで、真剣に向き合おうとはしません。

そしてまた同じことを繰り返す。

それこそ、親子の関係を断ち切っても構わないと思えるほどの固い意志がなければ、毒親の呪縛からは逃れられない。

それが分かっているのに行動に移せないジレンマで苦しくなります。

もし共依存の関係にに気付いた場合には、親は親、子どもは子どもで、それぞれが別々の人間だということを強く意識する必要があります。

親の立場であれ子どもの立場であれ、それは同じことがいえます。

親は子どもを支配下に置くのではなく、あくまで支える立場だということを忘れずに子どもの自立を促すこと。

子どもは実家を出て物理的に距離をとるなど、すぐに親をあてに出来ない環境に身を置いて精神的自立を目指すことが、両者が共依存を克服する近道ではないかと思います。

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