お年玉もお祝いも全部生活費に充てられていた

和紙
正月やお盆などに親戚からお小遣いをもらうと、母はいつも「預かっておいてあげるから」と、手を出して催促しました。

幼少期からそれを信じて、言われるままずっと、もらったお金は母に渡していました。

小学生の頃、クラスの友達がお年玉で欲しかった物を買ったという話をしていたのが羨ましくて、預かってもらっているお金で私も買って良いか母に尋ねたことがあります。

結果、「ふざけるんじゃない」「アンタにいくら掛かってると思ってるんだ」と怒鳴られ、泣き寝入りするしかありませんでした。

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取り上げるだけでなく子の存在価値を否定し続けた母

「預かっておいてあげるから」と言われたとき、自分で持っておきたい(管理したい)と言ったこともあります。

すると「誰のおかげだと思ってる」「あんたが可愛いからくれたんじゃない」「私の娘だからくれただけ」「勘違いするな」などと罵倒され、やっぱり最後は取り上げられていました。

「母の娘だからもらえるだけで、私自身には何の価値もないんだな」と、母の言葉は幼心にかなりのショックでした。

それ以外にも、少しずつ少しずつ積み重なった両親への不信感から、預けたお金はもう戻ってこないのではないかと薄々感じ始めます。

でも、それを両親に話すことはありませんでした。

話して波風を立てるより、我慢して平穏に過ごす方が良いと思ったからです。

預けたお金についての不安と、両親に対する不信感に蓋をして、「大人になって家を出るときまで、きっと貯金しておいてもらえる」と考えることで自分を励ましていましたが、結局全て生活費に充てられていました。

だったらせめて、言ってほしかった。
「預かっておいてあげる」なんて嘘をつかないでほしかった。

そもそも私の口座すら無かったと知ったときの虚しさは、忘れられません。

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自分の子どもだからといって何をしても良いわけではない

騙されるのが、子どもがいちばん信頼している「親」なら、心の傷は尚更深く、大きなものになります。

お年玉を取り上げる毒親は、子どもに対して「うちも他の親戚の子にお年玉をあげてるんだから」と、無理矢理納得させようとすることも多いといいます。

私の場合、親戚に子どもがいなかったため両親が誰かにお年玉をあげる必要もなく、そのように言われたことはないのですが、もし同じ環境だったら、間違いなく言われたと思います。

でも、だからといって一方的に取り上げていい理由にはならないはずです。
自分が産みたくて産んだ以上、お年玉は言わば親の交際費であり、学費も含め、生活費とは親が稼ぐものだと思うからです。

子どもの物は親の所有物ではないはずです。

本当は、将来何かあったときに子ども自身が考えて使えるよう、もらったお金を子ども名義の通帳に貯金している親もいることを、母に知ってもらいたいと考えていました。

でもこれまでの経験で、知ったところで「だから何?」と言われるだけだということも、残念ながら分かりました。

私にできるのは、もし親になることがあるなら、子どもには自分と同じ思いをさせないように努めることだけです。

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