
幼少期に親からされたことは子供ではなく親に責任がある
幼い子供にとって親の存在は世界のすべてであり、自分を守り育てている親のすることは正しいと信じています。イヤイヤ期も反抗期もいずれ自立するために必要なことですが、毒親はそれを許しません。押さえつけられたストレスは表面上見えなくても、子供の中でくすぶっています。
幼い子供にとって親の存在は世界のすべてであり、自分を守り育てている親のすることは正しいと信じています。イヤイヤ期も反抗期もいずれ自立するために必要なことですが、毒親はそれを許しません。押さえつけられたストレスは表面上見えなくても、子供の中でくすぶっています。
差別されて育った兄弟の間には嫉妬や劣等感、納得できないモヤモヤした気持ちが生まれるため、仲が悪くなっていきます。また、自分を否定されることで、子どもは自分の能力や価値が分からなくなってしまいます。差別をする親は、子どもの本来の性格や個性を見ていません。
母は私よりも、弟を可愛がっています。娘には過剰な期待をした挙句、自分の敷いたレールから外れると怒り狂い、暴力をふるうこともありました。とはいえ、自分が常に正しいと思い込んでいて基本的に子どもの話を聞かない人なので、今は息子からも嫌われています。
毒親の中でも、特に母親は、子どもに対して過保護であり、干渉しようとする傾向にあります。過度な干渉を受けている子どもは、本来なら安心感が得られるはずの「家庭」の中で息をつまらせ、「自分は監視されている」と感じることも少なくありません。
幼い頃から、「自分は絶対に結婚なんかしたくない」と思っていました。原因はやはり、両親の姿です。暴力が日常的に存在する家庭しか知らなかったので、「結婚は人生の墓場」であり「家庭を持つことは地獄の始まり」、しかし「それが当たり前」とも感じていたように思います。
「人に頼ることが出来ない」というのは、育ってきた環境によってそのような状態になっている場合が多いです。親に甘えることができず、どんなことでも自分でやらなくてはならない幼少期を過ごした子どもは、人に甘えたり、頼ったりすることが苦手な大人になってしまいます。
兄弟のうち、真ん中の子どもは愛情不足になりやすいと言われています。真ん中の子どもは、上の子と下の子によって何かと行動が制限されることも多く、親の手を煩わせないように常に気を遣って過ごしています。その結果、甘えることが苦手になってしまう場合もあります。
モンスターペアレントは、学校に依存しています。本来なら家庭ですべき教育を学校に押し付け、問題があれば学校のせいにし、子どもの特別扱いなど無理な要求をしたりします。父も母も、常に自分が正しいと思っていて、人の話を聞かず、すぐに感情的になるタイプでした。
母は、子どもの成功は自分のおかげ、失敗は子どものせいと考えていました。また、「養ってもらってるくせに感謝とかないわけ?」「◯◯してやったのに」と、何かにつけて感謝を要求されるため、言われれば言われるだけ、感謝よりも反抗心が大きくなっていきました。
これまで散々、母親から愚痴や悪口を聞かされてきました。確かに私も、母に仕事の愚痴などを聞いてもらったことがあります。でも、自分がしんどく感じるほど無理して付き合う必要はないのでは、と思い始めました。子どもが親のストレスの捌け口になる義務なんてないのです。