「いい子症候群」の子供は「指示待ち人間」になってしまう

リンゴ

毒親育ちの子供は、幼少期から「親の理想の子供」「手の掛からないいい子」であることを強要されています。

親の言うことに従わなければ愛情を得られないため、子供は親に好かれようと常に顔色を窺って過ごしています。

そのような状態を「いい子症候群」と呼ぶそうです。

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「いい子症候群」は成人後も影響を与える

誰でも幼い頃に一度は、「これをしたら怒られるかな」「お母さん(お父さん)は何て言うだろう」と考えたことがあるのではないでしょうか。

これは決して悪いことではなく、そう考えることで私たちは「やってもいいこと」と「やってはいけないこと」の分別をつけながら成長していくのだと思います。

しかし、これが極端にエスカレートすると、自分の意思がなく、誰かの指示がなければ行動できない「指示待ち人間」になってしまう場合があります。

「いい子症候群」を生み出す親の特徴

子供を「いい子症候群」にしてしまう親には、次のような特徴があります。

  • 子供が言う通りにしないと感情的になったり、手をあげたりする
  • 子供は親に従うべきだと思う
  • 周りの子と自分の子を比べる
  • 子育てについて、自分を犠牲にしていると感じる
  • 子供のことより自分のことを優先する
  • 子供が興味を持っているものに関心がない
  • 子供を叱るのが苦手
  • 子供を褒めるのが苦手

親によってはさらに、優等生であることや、親自身が実現できなかった夢を代わりに叶えることや、愚痴などのストレスの捌け口としての役割などを子供に求めることもあります。

自己主張すると怒鳴られたりぶたれたりするなら、子供はどんどん自分の意見を言わなくなり、気持ちも抑えこむようになるため表情の変化も乏しくなるでしょう。

また、自分に関心を持ってもらえなかったり、人に迷惑をかけるなどの「悪いこと」をしても叱られず、頑張っても褒められない環境で育った子供には、常に寂しや虚無感があるはずです。

そのような子供は、親の前では従順な「いい子」でいるものの、家庭内で溜め込んだストレスを外で発散するようになる場合があります。

いじめや万引き、動物虐待など、子供の家での姿しか知らない親にとっては「まさかうちの子が」と、にわかには信じられない問題に繋がってしまうこともあるのです。

「いい子症候群」の子供の特徴

親によっていつも他の子と比べられて育つため、子供自身も、人と自分を比べることが癖になってしまいます。

そして、自分は人より劣っていると感じていることも少なくありません。

「いい子症候群」の子供は、このようなことが苦手になっていきます。

  • 自分の意見を言うこと
  • 臨機応変に行動すること
  • 困ったとき誰かに助けを求めること
  • 感情を表現すること
  • 相手の目を見ること

親に従い、親の理想に応えるために自分の意思を持たないまま育った子供は、自分の気持ちに鈍感になっていきます。

そして、本当はどうしたいのか分からず、自分の力で考えることができないため、常に誰かの指示がなければ動くことができなくなってしまいます。

また、親によって危険が取り除かれた安全なレールの上を歩いてきたことによって、失敗することに耐性がなかったり、トラブルの回避方法が分からなかったりします。

そのため、一度失敗や挫折を経験するといつまでも引きずったり、激しい劣等感を感じたり、燃え尽き症候群やうつになってしまうことも珍しくありません。

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本人が認識するのは社会人になってからが多い

社会に出てみると、自分の意思が自分でも分からず、自分で考えて行動するということができないことに嫌でも気づかされます。

やりたいことが分からない

「自分で考えることができない」と私自身が初めて感じたのは、就活でした。

それまで自分の意思で物事を決める機会がなく、親に言われるまま習い事をし、親の勧める学校に入っただけの私は、そもそもどのような職に就きたいのか、何が向いているのかも分かりませんでした。

親の敷いたレールを歩いていれば、困ったり迷ったりする必要もなかったことから、「困ったときに誰かに相談する」という発想がなく、なぜか就活については親が何も言ってこなかったため、全てひとりで何とかするしかありませんでした。

しかし、とにかく就職するためどこかに応募しようにも、自己PRできることがないのです。

自分の長所や得意なことが分からず、これからやりたいことも思い浮かべることができません。

自己PRについて考えれば考えるほど、「何もアピールすることがないつまらない存在」「中身のない人間」という考えでいっぱいになってしまい、劣等感に押しつぶされ、そんな気持ちで書いた書類が選考を通るはずもなく、さらなる劣等感に襲われることになりました。

人の顔色を窺うのをやめる

「いい子症候群」の子供は劣等感や自信のなさから、社会に出ても失敗を乗り越えられなかったり、人間関係がうまく築けずにつらい思いをしてしまいます。

特に女性の場合、「新型うつ」になってしまうこともあります。

その原因は、「いい子」でいなければならなかったからです。

これからすべきことは、親や他人の顔色を窺うのをやめることです。

親の気持ちに応えるのではなく、自分の気持ちに向き合ってみてください。

親がどう思うかではなく、自分が本当はどう思うかをじっくり考えることが、本当の自分を取り戻すことに繋がると思います。

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