失敗や挫折に耐性がない子供は「新型うつ」になる可能性がある

砂時計
「いい子症候群」の状態で過ごした子供、特に女性は「新型うつ」になりやすいといわれています。

その原因のひとつとして、「失敗や挫折に耐性がないまま成長してきたこと」があります。

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従来の「うつ」と「新型うつ」の違い

従来の「うつ」と「新型うつ」には、以下のような違いがあります。

好きなことに対する意欲

「うつ」と「新型うつ」で大きく違うのは、趣味などの「好きなこと」をするときの本人の状態です。

「うつ」の場合は、好きなことをするときでも常に気分が落ち込んでおり、意欲もありません。

それに対し「新型うつ」の場合は、好きなことをしているときは気分が落ち込まず、意欲的に取り組むことができます。

反面、嫌なことをするときは激しい抑うつ状態になってしまい、自分でも感情のコントロールができず、意思とは関係なく涙が止まらなくなったりすることもあります。

しかし他人からは、「自分の都合が悪いから」「ただのわがまま」と見られてしまい理解されないことも少なくないため、さらに精神的に追い詰められ悪化していく場合もあります。

なりやすい人の特徴

「うつ」は中高年の男性に多く見られます。

責任感が強く几帳面で、周囲に弱みを見せることを嫌い、八方美人な振る舞いをしたりもします。

「新型うつ」は20~30代の女性に多く見られます。

自己主張が苦手で、常に他人からどう思われるかを気にしており、自分よりも他人の意見を優先しがちです。

抑うつ状態になる時間帯

「うつ」は一日のなかでも午前中にいちばん憂鬱な状態になり、夕方には少し気分が楽になります。

「新型うつ」は夕方以降に憂鬱な状態になり、深夜に涙がとまらずひとりで泣いていることもあります。

気分や食欲など

「うつ」は常に気分が落ち込んでおり、自分が好きなことや興味のあることでもやる気が起きません。

「自分はダメな人間だ」「自分は人より劣っている」と自分を責める傾向があります。

食欲もなくなるため、体重も減っていきます。

集中力もなくなってしまいぼんやりとしており、身だしなみもおろそかになってしまうことから周囲も様子の変化に気づくことがあります。

「新型うつ」は好きなことに取り組むときは気分が明るくなるものの、それ以外のことをするときには憂鬱な気分が激しくなります。

問題が起きると人のせいにして「自分は悪くない」と逃げようとすることがあり、周囲との摩擦も生じやすくなってしまいます。

食欲が増え、特に甘いものを食べたくなります。

イライラしてすぐに怒ったり、些細なことでいつまでも悩むなど感情の振れ幅が大きく、自分でコントロールすることができません。

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「新型うつ」になってしまう原因

子供が成長過程で「新型うつ」を発症してしまう原因は、「失敗を乗り越える力」が十分に養われなかったことにあります。

「いい子症候群」の子供は、親が敷いたレールの上を言われるままに歩いてきました。

そのレールは親によって危険が取り除かれているため、自分の力でトラブルを解決することもなければ、失敗することもありません。

しかしそれでは子供の自主性も、トラブルや失敗を乗り越える力も養われないだけでなく、自分の力で歩いてきたわけではないのに「自分の実力」を過信するようになってしまいます。

失敗を経験しないことによって、プライドはどんどん高くなっていきます。

そして初めて自分の力で何かを決めなくてはならなくなったとき、パニックに陥ることになります。

さらに、これまで失敗した経験などないのに、自分で決定したことの結果が「失敗」だったとき、受けるダメージの大きさはどうでしょうか。

打ちのめされ、プライドはズタズタなのに、それを乗り越える方法が分からないことが「新型うつ」に繋がる原因になってしまうのです。

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