モンスターペアレントは、学校に依存しています。
本来なら家庭ですべき教育を学校に押し付け、問題があれば学校のせいにし、自分の子どもを「特別扱いしろ」と無理な要求をしたりします。
人の話を聞かない両親
父も母も、どちらも自分が常に正しいと思っていて、人の話を聞かず、すぐに感情的になるタイプでした。
父はとにかく常識がなく、アル中で、酒を買いに行っては会計の前に店内で飲んでしまったり、幼少期から既に、一緒にいることが恥ずかしく感じることも少なくありませんでした。
とある宗教の信者だったため、園全体で入信するよう私の通っていた幼稚園に押しかけたこともあります。
いつもヘルメットをかぶらずにスクーターを乗り回していて、私もたびたび一緒に乗せられたことがあるのですが、もちろん私のヘルメットもなかったので、スクーターでもヘルメットの着用義務があると知ったのは大学生のときです。
その後も医者の言うことを聞かずに酒を飲み続け、何年か前に死にました。
遺ったものといえば、買い手がつくのか不明な田舎の土地と借金だけで、迷わず放棄したのでその後どうなったかは知りません。
父は結婚前、挨拶に行った母の実家でも暴れました。
にもかかわらず、親の反対を押し切って結婚した母も、ある意味お似合いでしょう。
母はモンペで、すぐヒステリーを起こし、今は順調に老害になろうとしています。
学校と担任のせいにする母
それまでの私は母の思い通りに生きてきたのですが、中学を卒業すると同時に燃え尽き症候群になって、母の思い通りにならなくなりました。
(今思えば中学を転校することが決まったときに、「親の敷いたレールを一生懸命進んでも何も報われない」という徒労感が押し寄せてきて、そのとき既に燃え尽きていたような気もします。)
母との言い争いが絶えなかったり、母が外泊するようになったり、家に男を連れてきたり、家庭内の問題が原因で、高校に入ると学校をサボるようになりました。
頑張って親の期待に応えてきたのに報われなかっただけでなく、自分の子どもより男を優先させるようになった母に対する不満と、家を出たいのに自立できないもどかしさで、当時は苦しいばかりで、自力でどうすることもできなかったからです。
摂食障害になって過食と拒食を繰り返し、起きているあいだは常に食べ物のことを考えてそわそわして、家の中をうろうろ歩き回っている自分が気持ち悪くて、できるだけ眠って過ごしていました。
母は自分の思い通りにならない娘を娘などとは思っておらず、「クソ女」と罵倒し続けました。
眠っているところを文字通り叩き起こされて、「仮病だろ!」「いい加減にしろ!」と髪をつかんで引きずられたこともあります。
思い通りにならないことが気に食わずイライラするばかりで、心配することもなければ、自分に責任があるとも思っていませんでした。
そして、こんな風になったのは「友達が悪いに違いない」と、私が部屋を離れている隙に携帯を勝手に見たり、「担任が悪いに違いない」と学校に電話をしたり、怒鳴り込んだりしました。
モンペというのは、自己中心的で、自分の行動によって子どもの肩身が狭くなるかもしれないという発想もありません。
客観的な考え方ができないからです。
モンペから逃げよう
モンペの対策には、録音が比較的簡単で、有効な手段だと思います。
暴言や無理な要求を記録することももちろんですが、脅迫してくる場合もあるからです。
詳細に日記をつけるのでもいいと思います。
もし自分の親がモンペの場合は、できるだけ早く家を出て、自立することを勧めます。
モンペは過保護で、過干渉な傾向があるため、子どもの自立は親の子離れにも繋がります。
ママ友など、身近な人がモンペであることが分かったら、意見の同意などを求められても同意してはいけません。
何かしら巻き込まれる可能性があるからです。
否定も同意もせずに曖昧に濁して、ゆっくりフェードアウトして、自分と子どもを守るようにしてください。