幼少期に親からされたことは子供ではなく親に責任がある

幼稚園
毒親のもとで育った人は、自分の心に抱えた傷や、どうしても人間関係がうまくいかないことに悩んでいます。

そして、年齢を重ねるにつれ、その原因は自分を育てた親にあるのではないかと気づきはじめます。

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子供が反抗するのは将来自立する準備のため

親のしつけや、世間の固定観念から、私たちは「親を悪く言ってはいけない」「自分の性格を人のせいにしてはいけない」という考えを植え付けられています。

もはや強迫観念といっても良いです。

そのため、誰にも打ち明けることができずにひとりで抱え込み、さらに苦しむしかなくなるという悪循環に陥りがちです。

幼い子供にとって、親の存在は世界のすべてです。

親がいなければ食べることもままならず、外敵から身を守ることもできません。

自分を守り育てている親のすることはすべて正しいと信じているため、親のすることを真似するようにもなります。

さらに成長していくと、親に口答えをしたり、言うことを聞かない時期があります。

これは、いずれ親から自立しひとりで生きていくために、生物として必要なことであり、起こることが当たり前の現象です。

イヤイヤ期も反抗期も、子供が順調に成長しているしるしなのです。

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毒親は反抗期を許さない

イヤイヤ期や反抗期に入ると、愛情を持って子育てをしている親は「今はそういう時期だから」と子供を見守ることができます。

昔の自分と重ね合わせて「自分にもこんな時期があったな」「あの時こんな気持ちだったな」と思い出すこともあるでしょう。

しかし毒親の場合はそうではありません。

成長の「しるし」であるはずの反抗期は、子供を支配し服従させたい親の神経を逆なでします。

毒親にとって自分の言うことを聞かない、思い通りにならない子供はすべて「悪い子」だからです。

そのため、自分の都合だけで子供の自立心を「口答えするな」「言うことを聞け」という言葉で押さえつけたり、暴力をふるったりするのです。

そのようにして育った子供は、心に深い傷を負い、親に対する不信感を持ちながらも、「親は正しい」「親を悪く言ってはいけない」という植え付けられた考えによって、板挟みの状態になってしまいます。

子供は、自分が板挟みになっていること、とても不安定な精神状態であることに気付いていない場合も少なくありません。

しかし本人が気づいていなくても、行き場のないストレスは子供の中でくすぶっています。

本当はそれをストレスの原因である親に向けるべきですが、子供では歯が立ちません。

すると、飼っているペットや年下の兄弟、大人しいクラスメイトなど、自分より弱いものに向けてストレスを発散するようになってしまいます。

弱いものいじめをする子供は、その子自身も誰かのストレスの捌け口になっている可能性が十分にあるのです。

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幼少期の影響を親のせいにするのは間違っていない

基本的に、自分の人生の責任は自分自身にあります。

しかし、幼少期に親から受けた影響については、子供に責任は一切ありません。

先ほども書いたように、幼い子供は親に頼らなければ生きられず、親の存在は世界のすべてだからです。

「いい年して人の(まして親の)せいにするなんて」と思うかもしれませんが、あなたの苦しみは親のせいなんです。

「子供は育ててもらったことを親に感謝しなければならない」という強迫観念があるかもしれませんが、感謝の気持ちは子供の中に自然と生じるはずのものであって、強要されるものではありません。

「感謝しなければならない」という強迫観念があるのも、親のせいなんです。

親に責任があると考えることに、抵抗を感じる人もいるかもしれません。

「自分の親はダメな親だった」と思うことは、子供にとって、つらく悲しいことです。

だから本当は気づき始めているけれども、見て見ぬふりをしている人もいるのではないでしょうか。

親が怒るのも、指図されるのも、「自分が悪い(悪かった)から」で「親は正しい」「自分を思ってのこと」と考える方が楽かもしれません。

しかしそれでは、親のために生きているだけで、自分で自分の人生を生きることはできません。

ゆっくりと、自分の心の傷の原因について考えてみてください。

大切なのは親のせいにしたあと

親のせいにするのは、親のコントロールから解放されて「自分で自分の人生を生きる」ためです。

ですから、「全部親のせいだからしょうがない」「こういう人間なんで」と開き直っては意味がありません。

私は「自分で自分の人生を生きる」というのは「親を幸せにするためではなく、自分を幸せにするため生きること」だと思っています。

毒親育ちの人は、何か選択に迫られたときに「親だったら何て言うかな」「親に聞いてみよう」と、事あるごとに親の顔がちらつくはずです。

それはまだ、親にコントロールされていて、精神的にも依存している状態だといえます。

親から精神的に自立し、自分のための選択ができるようになること。

親のせいだったと自分で認めることで、親のコントロールから抜け出すこと、自分のために人生の一歩を踏み出すことが「克服する」ことになるのだと思います。

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