汚部屋で暮らす母はADHDやセルフネグレクトなのかもしれない

クレヨン
しばらく帰省していませんが、実家は物で溢れかえっています。

ゴミ屋敷一歩手前です。

一応、生ゴミや空き缶などは捨てているため、今のところ異臭はしないのが救いです。

家が「ゴミ屋敷」になる背景に、発達障害や精神疾患が潜んでいる場合があるのをご存知でしょうか。

部屋を片付けられないと聞くと、単純に「だらしないから」「仕事で疲れているから」「忙しくて手が回らないから」などと考えられがちですが、原因は実に多種多様です。

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脅威であった父の存在

父はいつも「部屋が汚い」「この埃はなんだ」「俺が働いてる間お前は何をしている」と、事あるごとに母を罵倒していました。

今思えば、母はもともと片付けがあまり得意ではなく、物を捨てられず溜め込む傾向にあった気がします。

母の片付けは大体この2パターンです。

  1. 詰め込む→見えなくなる→片付いたように見える→そのまま
  2. 隅に寄せる→スペースがあく→片付いたように見える→そのまま

このように物を捨てられない気持ちの根底にあったのは、おそらく「もったいない」「まだ使えるのに」「いつか使うかもしれない」という考えです。

捨てないので減るはずもなく、物はどんどん増える一方でしたが、父の存在があったことで家の中は一見きれいな状態だったと思います。

しかし両親の離婚に伴い、母の実家で暮らすようになると、生活環境は一変しました。

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緊張の糸が切れて何もしなくなった母

父の不在によって、母の緊張の糸が切れました。

以前はどこかに詰め込まれたり寄せられたりしていた物が、床や食卓に散乱するようになっていったのです。

さらに、祖父母が他界したきりそのままの状態になっていた遺品の山。

整理しようにも、どこから手を付けたらいいのか分からず気が遠くなるほどの量でした。

おそらく私たちが生活していたスペースよりも、不用な物の占める面積の方がはるかに大きかったと思います。

また、母は仕事から帰ってくると、その途端緊張の糸が切れ、何も手に付かなくなるようでした。

母の料理はあまり美味しくなかったのでこれは嬉しいことでしたが、毎日の夕食は買ってきたお惣菜やお弁当。

物心ついた頃から、家で食べるごはんが嫌いでした。母の作る料理が実際どんな味だったのか思い出せませんが、父がいつも「不味い」「下らないもの作りやがって」と怒鳴り食器をしょっちゅう割るので、その様子から、母の料理は不味いものなんだなと思っていました。

洗濯物も基本的に放置。
(学校のジャージなどが無いと困るので洗濯は勝手にやりました)

掃除機をかけるのは季節の変わり目に電気カーペットをしまうついでとか、そんな時だけだったと思います。

さらに母は完璧主義で、「全部がきれいにならないなら、いっそ何もしなくていいや」と考えているふしがあったことも、ゴミ屋敷化に拍車をかけます。

家にいるときの母は基本的に、寝ているか、タバコを吸っているかのどちらかでした。

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母には精神疾患や発達障害があるのかもしれない

冒頭で、ゴミ屋敷の背景に発達障害や精神疾患が潜んでいることがあると書きましたが、母の場合、ADHDとセルフネグレクトが関係しているような気がします。

その理由や特徴などをまとめてみたいと思います。

ADHD(注意欠如多動性障害)

誰でも一度は、片付けをしている途中でアルバムや思い出の品を見つけ、作業を中断してしまった経験があると思います。

しかしその程度があまりにひどいと、ADHDの可能性もあるのです。

ADHDの人が片付けをしようとしたときに多いのが、次の3つです。

  1. 集中力がない。
    そのため、5分10分経つと違うことをしている。
  2. 一つのことをすると、他のことを忘れてしまう。
    例えば本を読もうと机に向かい、机の上に散乱した書類を片付け始めたときには、既に本のことを完全に忘れている。
  3. 引き延ばし癖がある。
    ギリギリになって焦りを感じなければ行動できなかったり、延ばすだけ延ばして、結局やらない。

母はまさにこれで、集中力がないため本を読むことが大嫌いでした。

これまで一度も読書する姿を見たことがなく、そもそも本を持っていませんでした。

さらに自分が何をしようとしていたか忘れるのは日常茶飯事で(これは誰でも経験のあることかもしれませんが)、友人との待ち合わせには基本的に遅刻。

遅刻はいつも私のせいにされました。

また、経年劣化のため実家は取り壊し、土地も売却する予定だったのですが、物を整理できず、先延ばしにして買い手を待たせた結果、すべて白紙に。

セルフネグレクト(自己放任)

セルフネグレクトの人も片付けが苦手とされており、次のような状態をいいます。

  1. 通常の生活を維持するために必要な行為を行う意欲や能力が低下している。または、喪失している。
  2. それによって生活環境や健康状態が悪化しても、周囲に助けを求めない。

具体的には、このような特徴があります。

  • 自宅にゴミを溜め込んでいる。
  • 家の壁に穴が開いていたり、家自体が傾いていてもそのまま住み続ける。
  • 汚れた服を着替えない。
  • 病院に行くのを嫌がり、治療や介護を拒否する。

セルフネグレクトは、社会的に孤立しがちな一人暮らしの高齢者に多いとされていますが、原因は様々であり、必ずしも高齢者だけが陥るとは限りません。

私は母が、軽度のセルフネグレクトではないかと感じています。

  • 物を捨てられず溜め込んでいる。
  • ガラス戸のガラスが割れ、部屋の障子が破れ、床が傷み、傾いていても放置している。
  • 子どもが自立し、自分のために使える時間が増えたにもかかわらず、以前よりも身の回りのことや食事が適当になった。

もちろん専門家に診断されたわけではないので私の主観ですが、このような傾向があるためです。

話を聞かない母に対する諦め

今では母は、物で溢れかえり、あちこち傷んだ家を放ったらかしたまま、男の家に転がり込んでいるようです。

説得したくても、そもそも子どもの話を聞く人ではないので、母が実家を片付けることは今後もおそらくないでしょう。

母の死後、残るのはあの家だけ。

そう思うと本当に憂鬱な気持ちになります。

調べてみたところ、実家に置いてある自分の私物などは遺産にあたらないようなので、必要があればそれだけ引き取り、全て放棄するしかないと考えています。

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